「広島大学からパリ五輪目指す」 陸上界の新星・山本匠真選手 がむしゃら練習から「考えて練習」に変わり急成長
生まれ育った広島で世界を目指す意義
6月に行われた「布勢スプリント2024」では予選で自己ベストの10秒16をマーク。決勝では元日本記録保持者の桐生祥秀選手も抑え2位に。 次なる舞台はパリオリンピックへの出場もかかる日本陸上競技選手権大会(日本選手権)だ。6月27日から開かれている日本選手権では大会3日目の29日に男子100メートル予選が行われる。 大舞台を前に山本選手は「自分の地元からでも世界を目指すような選手がいるんだだったら、自分ももっとできるんじゃないか。生まれ育った広島で世界を目指しているということ自体にすごく意味があると思っています。日本選手権はもともと表彰台という目標を掲げていたんですけど、ここまでトップ選手と戦えるようになったからには1位とらなきゃダメだなという気持ちはすごくある。優勝してこの広大に金メダルを持って帰りたいと思います」と意気込み語った。 陸上女子100メートルハードル元日本代表でエディオン女子陸上競技部アドバイザーの木村文子さんは「世界の舞台を経験して、さらに世界との差を実感した上でパリオリンピックを目指していると思います。山本選手の特徴としては、走るごとに修正する能力が高い。日本選手権では、予選、準決勝、決勝と3本あるので、修正していければ代表が見えてくると感じています」とコメントしている。 修正力を武器に水面下で急成長を遂げた山本匠真選手。7月に開幕するパリオリンピック出場をかけ、“広島大学の星”として運命の決戦に挑む。 (テレビ新広島)
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