JR九州・鹿児島線で運賃誤収受 150~300円多く、4年間で97件 原因はIC窓口処理機のプログラム
JR九州は、鹿児島線で約4年間にわたって運賃を300円(小児150円)多く受け取る誤収受が延べ97件(計2万8950円)あったと発表した。IC窓口処理機のプログラムに誤りがあったのが原因としている。乗客から申し出があった場合は、ICカードの番号を確認して現金で返金する。 IC窓口処理機は、駅係員がICカードへの入金や精算処理などを行う機器。20年3月2日~24年5月14日、佐賀県内の鳥栖駅や基山駅を含む34駅の35台にプログラムの誤りがあった。5月10日、ICカードを使った乗客から「引き落とされた金額がおかしい」との指摘があり、判明した。 同社は誤収受の対象の駅でポスターを掲示して周知する。(福本真理)
福本真理