東京都の小池知事「エレベーター閉じ込め」想定し訓練 湾岸部の品川・港・江東の各区長も参加
東京都内にあるマンションのエレベーターで、地震を想定した訓練が行われました。参加した東京都の小池知事は、訓練の大切さを訴えました。 11月24日に都内のマンションで行われた訓練には小池知事のほか、湾岸沿いで高層マンションが多い品川区、港区、江東区の区長が参加しました。 この訓練は大地震によってエレベーターが停止し閉じ込められたことを想定したもので、知事らはエレベーターの保守会社から救助要請に関する手順の説明を受けたほか、備え付けの防災グッズなどを確認しました。 東京都によりますと、都内ではおよそ900万人がマンションなどの共同住宅に住んでいることから、知事はマンションのエレベーターなどさまざまな訓練の必要性を訴えました。小池知事は「災害はいつ起こるか分からない。それに対し、実際にどう備えていくか、これからも区と都が連携しながら、いろいろ行政も工夫していく」とした上で「皆さんもいろいろな訓練を重ねて、日々安心を重ねていただきたい」と述べ、日頃の備えを呼びかけました。