<アンチヒーロー>どうなる?最終回 ドラマPが語る“色”が入った役名の裏設定 推測される結末は?
パラリーガルの青山(林泰文さん)の青は「どんな青なんだろうというのは僕もつかみかねていて」といい、「すごく爽やかな青なのか、もう少し藍色に近い黒が入ってきている青なのか、スカイブルーみたいな感じなのか。個人的に僕は青が一番好きな色で、でもどれを青って言うのかは人それぞれだなと思っていて。青はいろいろなものに化けられる」と表現する。
パラリーガルの白木(大島優子さん)には「純粋な」イメージが込められている。
「白木はいろいろ含みがありそうで、もしかしたら彼女が一番真っすぐな思いを持っているのかもしれない。企画書の設定では、高卒で大学検定を取った努力家だったりするんです。お嬢様だけれども自分はその型にはまらず、反発して飛び出してキャバクラに勤めて、そこをやめて明墨の事務所に入ったという。大島さんもそれを知っていて演じています」
伊達原(野村萬斎さん)の下についていて、どちら側の人間が分からない検察官の緑川(木村佳乃さん)の緑は?
「緑ってナチュラルな感じがしますよね。どこにあっても嫌じゃない色というか、調和される色というか。ネーチャー(自然)のような意味合いも緑川のキャラクターにはあって、主張しすぎないけれども、そこに存在することが意味を持つという、そんな意味合いでつけました」と明かす。
桃瀬の桃色は? 「桃瀬は、ドラマの中で“愛”の象徴だったりするので、最初はそこまで想像していなかったので、“百瀬”としていたんですけれど、後から桃瀬を色に変えたと記憶しています。なんだかんだいって、ドラマは“愛”というものが中心にある。人間が動く以上は愛が動機になるので、もしかしたら桃瀬がこのドラマの軸になっているんじゃないかなと。最終回はそういったところにも注目して見てもらえると」と語る。
◇緑川は仲間? 敵? 真実は最終回で明らかに
第9話のラストで白木が“裏切り”行為を働き、視聴者から驚きの声が上がった。