エマ・ワトソンの弟アレックス、姉とのビジネスについて語る「エマにとって自分を表現する手段」
サステナブルなジンブランド「Renais」を運営しているエマ・ワトソンと弟のアレックス・ワトソン。アレックスがエマとのビジネスについて語った。 【写真】『ハリー・ポッター』で振り返る、エマ・ワトソンの成長クロニクル
最近雑誌『ピープル』のインタビューに答えたアレックス。ジンのブランドを始めた理由について語っている。「私たちの父は非常に長い間、ワインビジネスに携わってきた。私と姉はこの30年間、ワインに囲まれて育ってきたようなものなんだ。以前、それをどのように尊重し継承していくかについて姉と話したことがある」。話を重ねる中で、ワインを作る過程で出たブドウの皮を使ってジンを作るというアイディアが生まれた。
「エマは自分のクリエイティブな活動をもっと追求する時期に来ていた。だから私たちは一緒になって考えて『このプロジェクトができたら本当に嬉しい』と話をしていた。このプロジェクトは私たち2人にとって重要な、サステナビリティという視点を持っているんだ」。このプロジェクトをアレックスは「2人の強みをうまく生かしたものだ」と分析している。エマはこのプロジェクトを始める前から環境保護を始めとするサステナビリティの実現に取り組んできた。一方アレックスはアルコールに関わるビジネスに携わっていたそう。
またこのプロジェクトは環境だけではなく、エマのメンタルにもポジティブに働いたもよう。エマはこのビジネスを始める前の2019年頃の心境について「あまり幸せではなかった」と語っていたことがある。「正直に言って幸せとは言えなかった。大きな檻に閉じ込められているように感じた。自分があまりコントロールできないものを売り込まなくてはいけないことを本当につらいと感じていた」。ちなみにちょうどその時期はエマが出演した『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』が劇場で公開された時期に当たる。
アレックスは「Renais」を始めたエマが生き生きとしていることが嬉しいと話している。「エマは9歳のときからカメラの前に立ち、『ハリー・ポッター』シリーズや他のプロジェクトを通して25歳くらいまでずっと撮影してきた。だから少し立ち止まってそこから一歩外に出たことで、自分の物語を語り始めることができたんだと思う」と分析している。「彼女はとても聡明でマルチな才能の持ち主だ。他にもたくさんのダイナミクスや人に与えられるものを持っている。人生の大半を1つのことに費やすと、一歩踏み出して他のことで自分を表現することが本当に重要になると思う。エマにとってはそれが「Renais」なんだ」。
最近ではオックスフォード大学でクリエイティブ・ライティングの修士号の取得を目指して勉強に励んでいるエマ。演技の仕事はストップしているけれど、これからも他のことで自分を表現していくのは間違いなさそう。これまで以上にバラエティに富んだ活躍を見せてくれるのを楽しみにしたい。