初日予選で１着となり、通算７０７勝目を飾った森且行

　オートレーサーの森且行（５０）＝川口・２５期＝は１３日、埼玉県川口オートレース場で開催された地元シリーズの初日・第５レース「予選」に出走。７車立ての大外枠からレースを開始すると、道中はスムーズな動きでポジションを上げて行き、５周回１コーナーで先頭に立つと、そのままゴール線を駆け抜けた。 　今年７勝目をマークした森は時折やさしいスマイルを浮かべながら快走を振り返った。「はいっ、上出来で～す！　ちょっとフロントは暴れちゃったけれどね。エンジン状態はシリンダーを換えた後は先がないんだよなあ。力があり過ぎるのかもしれないね。調整はどうしようかな。一年に一度ぐらいしかやらない電気位置を扱ってみたいですね」 　前回の稲妻賞では全国ランク１位の青山周平の向かいにロッカーを構え、大チャンピオンからスタートの切り方を耳打ちされたという。「そうなんですよ。早速教わったように切ったんですが、浮いちゃったあ～。やっぱり腕が違うんだろうね（苦笑い）。でも、浮いたわりには普通に出ることができたね」 　この日の第２レースで岩田行雄が史上３人目となる通算１６００勝を達成した。「岩田さん、すごいよなあ。僕はこれで７０７勝かあ。あと７０勝すればスリーセブンの確変だよお（笑い）。でも、７７７勝に届くまでにあと３年ぐらいかかっちゃいそうだけれどね（苦笑い）」 　１６００勝を積み上げたレジェンドな大先輩に追いつけ、追い越せの勢いで、今後もどんどん勝利を鷲摑みしちゃってください。まずは開催２日目の第１０レース「準々決勝戦Ａ」（午後７時３７分発走予定）で７０８個目の白星ゲットといきましょう！