「立冬」に寺で“こも巻き” 各地で冬支度 冬の始まり告げる寒さに 秋田
秋田テレビ
11月7日は二十四節気の一つ「立冬」。暦の上では冬の始まりだ。秋田市では日中、あられの音に驚いた人もいるのではないだろうか。まさに冬の始まりを告げるかのような寒い一日となった秋田県内。秋田市の寺では、害虫から松の木を守る「こも巻き」が行われ、冬支度が進められていた。 7日午前7時ごろの大館市では、冷え込みの影響か、川の水面から水蒸気が立ち上っていた。立冬のこの日は、各地で冷え込んだ朝を迎えた。 7日朝の最低気温は、鹿角市八幡平が0度、大館市が1.7度、秋田市雄和が3.6度。 日中も気温が上がらず、最高気温は鹿角市八幡平で2.5度、仙北市田沢湖で6.1度など12月上旬並みの寒さとなったところもあり、冬の始まりを告げるかのような一日となった。 飛世直樹アナウンサー: 「一見冬の寒さに負けないように巻かれた腹巻きにも見えるが、木々も冬支度が整えられている」 秋田市の天徳寺は、毎年立冬の日に「こも巻き」を行っている。 こも巻きは、害虫から松の木を守るために、わらでできた“こも”を幹に巻き付け、冬の間、虫をこもの中に誘い込む昔ながらの駆除方法だ。 7日は、作業員4人が境内の松の木約100本にこもを巻き付けた。 こもは2025年3月の啓蟄の日に取り外し、焼却するという。
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