“評価”を巡る小学校教師たちの物語、南河内万歳一座「新・あらし」本日から上演
「南河内万歳一座『新・あらし』」が、本日6月6日から9日まで大阪・一心寺シアター倶楽で上演される。 【画像】南河内万歳一座「新・あらし」チラシ裏(他1件) 「あらし」は2010年に初演された内藤裕敬の作品。今回は同作をパワーアップし、「新・あらし」として初披露される。劇中では、“評価”をテーマにした、小学校教師たちの物語が展開する。 不審な部屋の物音に呼び出された同僚たちが、新任小学校教師・小嶋の部屋に駆け付けた。小学校教師として夏休みを迎えようとする彼らは、それぞれ悩みを抱えている。そこで姿を消している後輩教師・谷の行方が話題に上がると、校長までも巻き込む大事件が明らかになり……。 作・演出を担う内藤は「評価とは、本来、他者によるものだが、自己のそれと誤差が甚だしい時、私達は憤りを隠せない。そもそも他者の評価とて、どこまでの客観性と論理性の上で判断されているのか疑わしいのだ。だからといって、自己評価など更に疑わしく、それでも私達は、他者の評価を気にしながらオロオロと生活しているのだ。人によって評価の別れる複雑な多様化の現代を生きる為には、どこかで誰もが大切にする価値観が存在しなければならないだろう。おそらく、人としての......。生徒を評価し、自身も指導、教育者としての評価に晒される教師を主人公にした物語ならば、そんな今を遊べるだろう」と期待を込めた。 出演者には鴨鈴女、福重友、松浦絵里、市橋若奈、有田達哉、丸山文弥、内藤、“オーディション勇者たち”として門脇野乃、桑野颯太、夏目れみ、原佑宜、真嶋秀典が名を連ねた。なお公演期間後は、映像配信が6月16日10:00から7月15日23:59までPIA LIVE STREAMで実施される。 ■ 南河内万歳一座「新・あらし」 2024年6月6日(木)~2024年6月9日(日) 大阪府 一心寺シアター倶楽 □ スタッフ 作・演出:内藤裕敬 □ 出演 鴨鈴女 / 福重友 / 松浦絵里 / 市橋若奈 / 有田達哉 / 丸山文弥 / 内藤裕敬 オーディション勇者たち(五十音順):門脇野乃 / 桑野颯太 / 夏目れみ / 原佑宜 / 真嶋秀典 ※学生料金(22歳以下)、シニア料金(65歳以上)、青春18歳差以上切符(年齢差18歳以上のペア切符)あり。