【競輪】関東結束で吉田拓矢が地元記念初V~取手G3水戸黄門賞
取手競輪の令和6年能登半島地震復興支援 大阪・関西万博協賛 開設74周年記念G3「水戸黄門賞」決勝が最終日の6月30日、準決勝を勝ち上がった9選手によって、優勝賞金522万円(副賞含む)をかけて第12Rで争われた。5車の関東ラインの3番手を回った吉田拓矢(29)=茨城・107期=が、正攻法から赤板先行に出た小林泰正と、残り1周で番手発進した坂井洋に乗って、直線で抜け出して快勝。22年9月の青森(《5》〈4〉〈3〉《1》着)以来となる通算6度目の記念制覇で、地元記念初優勝を果たした。最終ホーム6番手から内を進みながら吉田の後位を奪って続いた守沢太志が2着、脇本雄太追走から自力に転じて追い上げた山口拳矢が3着に入った。吉田の次回出走予定は、13日に開幕するG2松戸サマーナイトフェスティバル。 吉田拓矢「感無量です。地元記念は何度かチャンスがあったが、届いていなかったし、目標にしていたのでうれしい。(小林)泰正さんが『誰も出させない』と言っていた気持ちがああいう展開になったと思う。モニターを見て守沢さんが内に見えたが、坂井さんが踏んだ時に来たのかな、と。早めに踏むと守沢さんに来られると思ったので、待ってから踏んだ。芦沢(辰弘)さんと吉沢(純平)さんには勝負権がなくなってしまったので申し訳ない。ここまで来られたのは、先輩、後輩、仲間たちのおかげ。感謝の気持ちを忘れずに精進していきたい。(G1、G2では)良かったり、悪かったりがあるので、その差をなくしていきたい。サマーナイトまで気持ちを切らさずいきたい。ただ、きょうはおいしいお酒を飲みます(笑い)」
報知新聞社