大山のぶ代さん

アニメ「ドラえもん」の声を担当した声優で女優、大山のぶ代（おおやまのぶよ、本名・山下羨代＝やましたのぶよ）さんが9月29日午後4時23分、老衰のため東京都内の病院で死去した。90歳だった。 「ドラえもん」で初代・しずかちゃんの声を務めた声優、野村道子（86）は所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。 故人とは同作で26年間にわたり共演し、「本当に仲良くさせていただいて、大山さんと（のび太役の）小原（乃梨子）さんと私の3人で旅行に行ったり、楽しかった思い出が沢山あります」と述懐。「ここ18年くらいは、大山さんの体調もあってお会いすることが出来ませんでしたが、いつも心に大山さんへの思いはありました。お亡くなりになる前に、写真でもいいから最近の大山さんに会いたかったです」と悼んだ。 ★黒柳徹子「面倒見の良い人、美味しいお菓子持ってきてくれたり…」 大山さんの親友でタレント、黒柳徹子（91）はインスタグラムで追悼した。 「NHK『ブーフーウー』をはじめ、若い時からいろんな声の仕事を一緒にしました」と振り返り、「とても面倒見の良い人で、美味しいお菓子とか珍しい食べ物をスタジオに持ってきてくれたり、私がお芝居をやってる時は、毎回大勢のお友達にチケットを販売してくれて、大山さん団体一行という感じで劇場に観に来てくれました。芝居が終わった後に、みんなで一緒にワイワイ食事をするのが恒例でした」と思い出を明かした。 大山さんは夫の砂川さんを第一に考えていたといい、「旦那様に尽くすタイプで、とても仲の良いご夫婦でした。今頃、天国で一緒にたくさんのお話をしていることと思います」としのんだ。