サルゴリラ、しずる、ライスの「メトロンズ」が第6回公演。KAƵMAが「赤羽がちょっとだけ横柄になった」と暴露
お笑いコンビの「サルゴリラ」「しずる」「ライス」と作家・演出家の中村元樹による7人組の演劇チーム「メトロンズ」の第6回公演「寝てるやつがいる!」が1月24日から東京・赤坂の赤坂RED/THEATERでスタートした。 NSCの同期である3組は2018年にSIX GUNSというコントユニットを結成。ここに中村が加わりメトロンズが誕生。2021年4月の旗揚げ公演以降、コンスタントに年1~2回の公演を行っている。 これまではしずるのKAƵMAが脚本を担当。今回はライスの田所仁の脚本による、眠れない身体になった6人の男たちによる会話劇。同じ秘密を抱えた同志たちが深夜の公園で「ランチ会」なる集まりを開催したのだが、たまたま見つかった1枚のレシートから「この中に普段寝ているやつがいる」という疑念が沸き上がり、6人が次々と声を上げていく。 作品について脚本の田所は「テーマは誰しもが経験のある睡眠という皆さんがイメージしやすいものを使わせていただいた。本編の中でたまに“いろいろやってるけど、ただ寝るか寝ないかだよな”という、個々の面白さを感じてほしいなというのがありつつ、テーマが身近なものを真剣にやるというのが一つの大きなボケになっている。結果、その日、家に帰って寝るときに何かを思い出すような、そんな話になってくれればと思っている」、演出の中村は「深夜の公園という雰囲気は大事にしつつ、会話劇なのでしっかりお客さんの心を揺さぶっていけるように会話劇の中でも強弱を気をつけたり、会話の見せ方というのを意識して演出をした。長ゼリフが多いので、自分のセリフじゃないときの待ち方、自分のキャラクターの感情を途切れさせないようにどう待つかというのは注意して演出した。そこは難しいがチャレンジしてお客さんに見せられたと思う」などとそれぞれ語った。
また田所は「今まではKAƵMAが書いた脚本を演じていたが、今回は自分が書いて、KAƵMAを使う。それは新鮮な気持ち。やっぱりKAƵMAはできる男なんだなというのはすごく思った。それが世に伝わってほしいなと。ドラマ関係者はいったい何しているんだろうと。それくらいKAƵMAの演技に注目してほしいと思っている」と俳優としてのKAƵMAを推しまくった。 今回はサルゴリラが「キングオブコント2023」で優勝してから初めての公演ということもあり、チケットは即完で追加公演も2回行われる。この状況にサルゴリラの赤羽健壱は「こんなにたくさんの取材が来てくれるのはありがたい。全公演が完売で追加公演が2つ。本当にありがたい。ここでお客さんを離さないで、より増やしていきたいと思っている。チャンスだと思っている」とさらなる飛躍を誓った。 しずるの村上純が「初回の時は、お客さんが20人いないときもありました」と苦節の時代を振り返るとサルゴリラの児玉智洋が「もっと感謝されたいというか。ありがとうがねえなと(笑)」突っ込む場面も。