イ・ヒジュン、坂口健太郎からのラブコールに言及「いつか共演しようと話した」
俳優のイ・ヒジュンが、坂口健太郎からのラブコールに言及した。 彼は23日午前、ソウル市鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のカフェでインタビューを行い、映画「ボゴタ」(監督:キム・ソンジェ)について語った。 同作は、希望のない人々が最後に選択した土地、コロンビアのボゴタ。そんな地球の反対側の南米で、密輸市場に飛び込んだ韓国人たちの生存記を描いた映画だ。イ・ヒジュンは、韓国人密輸市場の2番手で、通関ブローカーのスヨン役を務めた。 「ボゴタ」は今年、「第29回釜山(プサン)国際映画祭」の「韓国映画の今日-スペシャルプレミア」セクションに公式出品され、韓国の観客に初披露された。12月31日に韓国で正式公開を控えている。イ・ヒジュンはこれに先立ち、「釜山国際映画祭」で映画を鑑賞した。彼は正式公開で変わった部分について「映画がより良くなった。さらにリズミカルで、音楽も良くなった」と自信を見せた。 「気のせいかな?」と笑いながらも、イ・ヒジュンは「どうしても人物全体の長い話をしたので、省いた部分が多い。大変だったことも多かったはずだが、監督が見事に演出してくれたと思う」と語った。彼は「どのように撮り直すかまで悩みながらやったのだから、監督にはホカホカの作品だと思う。監督が諦めたらそれまでだが、諦めずにやってくれたことに感謝している」と話し、新型コロナウイルスによる撮影中断を乗り越え、5年ぶりに作品を披露するキム・ソンジェ監督の意志を強調した。 また、イ・ヒジュンは今回の「釜山国際映画祭」で、「ボゴタ」の初上映の他、坂口健太郎との対面という特別な出会いもあった。坂口健太郎は「釜山国際映画祭」への参加はもちろん、韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」の出演を記念して韓国に滞在し、その過程で行ったインタビューで、イ・ヒジュンに対するファン心を明かした。彼は、ドラマ「マウス」で熱演を披露したイ・ヒジュンに深く感銘を受けたと話した。 実際、イ・ヒジュンは「マウス」について「精神的なプレッシャーが1番大きかった作品」と振り返った。特に、作品に入り込んでイメージしながら演技していく彼にとって、両親の死を目撃する「マウス」の人物設定が大変だったという。イ・ヒジュンは「父と母を目の前で殺され、警察官になったというストーリーそのものがとても辛かった。想像できないようなことで、ストーリーそのものが大変で、4回も断った。しかし、イ・スンギが僕じゃないとやらないと、作品が進まない状況になってしまったと言われて、やることになった。でも、さすがに簡単ではなかった」と告白した。 それでも坂口健太郎との出会いは、イ・ヒジュンにとっても嬉しいものだった。彼は「『釜山国際映画祭』で坂口健太郎さんに会った。僕の作品を好評してくれて、いつか共演したいと言ってくれたと聞いた。僕も共演したいと話した」とし、「『いつか共演しよう』と僕たちだけで口約束をした。もちろん、僕たちが話したからといって実現するわけではないが、僕たちはそのように話した」と笑顔を見せた。彼は「いつか作品で会えば、僕は韓国語、彼は日本語で話さなければならないが、それが解決できれば共演してみたい」と付け加え、期待を高めた。
ヨン・フィソン