「キムタクロス」なぜ起きない? テレビから消えた木村拓哉が“視聴者から求められない”現実
“求められる存在”ではなくなりつつある
もちろん木村は引退したわけでも活動休止しているわけでもないのだが、テレビから突然姿を消した国民的スターに“キムタクロス”の一つでも叫ばれそうなのだが、その気配はほとんどない。 老舗芸能プロダクションのチーフマネージャーは「全盛期と比較すると人気下降気味だった感は否めませんが」と前置きしつつ、 「ジャニーズ問題では肝心な部分でダンマリを決め込みつつも、“Show must go on!”とのインスタ投稿しては炎上したりと、本来は“長男”として先頭立って問題解決に努めなければならないところを、実は空気を読めない一面を露呈してしまった。 テレビ画面に映ってアレルギー反応こそ示されても、逆に映らなくても“ロス”とは思われない、もはや一般視聴者から“求められる存在”ではなくなりつつあることの証明なのかもしれません」 それでもSMAP時代より、木村を熱心に応援してきたファンはいるはず。彼女たちからも声が聞こえてこないのだが、“ロス”を微塵も感じさせないほどに、テレビとは別の場所で露出を増やしているという。
2024年1月に開設された木村の公式YouTubeチャンネル。動画配信サービス『GYAO!』での配信番組『木村さ~~ん!』をYouTubeに引越しさせた格好のチャンネルで、過去回も随時投稿されている。
登録者数は2か月で50万人に到達
開設直後は一部で、人気指数の目安となるチャンネル登録者数の“伸び悩み”も指摘されたが、あれよと増やし続けて52万人(2月20日時点)超え。再生回数も100万回を超える動画も出始めている。 前出の広告代理店スタッフも、動画を視聴した上で「なるほど、これは“ロス”は起きませんね」と納得の表情を浮かべる。 「ユーチューバーにありがちな、とにかく数字目当ての思惑が透ける企画ではなく、木村さん自身も本当に楽しんで取り組んでいる姿がわかりますね。また(Kinki Kids)堂本剛さんやSixTONESのジェシーさんとの絡みも新鮮で、今後も後輩タレントとのコラボも増やしていくのでしょう。 ファンにしてみれば、テレビでは見られない素顔を好きな時間に楽しめているわけで、これは“ロス”が起きるはずもない。それに登録者数も100万人に到達すれば広告業界も無視はできませんし、また地上波CMも復活する気がしますね」 現在は4月に放送予定のテレビ朝日系ドラマ、『グランメゾン東京』(TBS系)の続編にも取り組んでいるという木村。再び“お茶の間”をにぎわせることができるのだろうか。