参入初年度のシーズンを終えて見えた課題 くふうハヤテは成績も知名度もまだまだ発展途上【静岡発】
「球場の外で市民と触れ合いを」
家族連れをターゲットにした外野芝生席開放の評判は上々だったが、独立リーグの運営経験を持ち、静岡市のアドバイザーを務める坂口裕昭さんは、「今後の集客アップのためには球場以外での市民との関りが必要」と指摘する。 静岡市プロ野球球団連携推進アドバイザー 坂口裕昭さん: ただの野球が好きな皆さんとか、「スポーツで街を」というところから、さらにもっとひとりひとりの社会生活の接点になるような場面に球団や選手がもっと積極的に出て行って人々の生活レベルのところにどれだけ食い込めるかにチャレンジしないと、なかなか集客や売り上げという意味では厳しい くふうハヤテ・池田省吾 球団社長: できることからやっているのが現状で、試合に来てもらったら土日祝日は(選手が)見送りを必ずしているし、意外だと言われたが、シーズン中でも選手派遣をたくさんしている。野球教室・地元のイベント・祭りなど、ビジターの時は居残りの選手がいるが、意外と知られていなくて「大丈夫なんですね?」と聞かれる。商店街のイベントや野球教室など積極的にやらせてもらっているので、そういうところで交流を図っていきたい 2024年度中には経済界を中心としたくふうハヤテの後援会組織が発足する見通しで、球団はファンクラブの設立も計画している。 静岡市も今後、照明のLED化や球場周辺の駐車場の整備など、できる限りの支援をしていく方針だ。 シーズン1年目の成績はウエスタン・リーグ最下位。来シーズンからは白星を重ね順位を上げることはもちろんだが、いかに地域に浸透していくかが求められる。 (テレビ静岡)
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