北陸新幹線「金沢-敦賀」が延伸開業。“新規で開通した6駅”全部降りてみた
福井駅
越前たけふ駅から福井駅までは新幹線でわずか8分。県庁所在地だけあって駅前も賑やかだ。 ちなみに福井県は、日本で発見された恐竜の化石の8割を占める恐竜王国。駅構内には恐竜との記念撮影スポットがあり、駅舎の外壁には恐竜のイラストなど恐竜づくしとなっている。 次の列車まで時間があったため、駅併設の商業施設の飲食店は行列ができるほどの大混雑。そこで焼き鯖寿司弁当を買って昼食を取ることにしたが、地元名物だけでやっぱり美味い。 食後は柴田勝家の最後の居城としても有名な北ノ庄城(福井城)跡、国の名勝でもある養浩館庭園などを散策。駅西口・東口の広場にあるトリケラトプスやフクイティタンなどの巨大な恐竜像も含め、思った以上に駅周辺に見どころがあった。
芦原温泉駅
芦原温泉駅まで向かうハピラインふくいの車内は、朝晩ラッシュ時の山手線かと思うほどの大混雑。やはり開業初日のせいか筆者同様に延伸区間の駅巡りをしている人が多いようだ。 福井駅から列車で15分ほどの同駅は、日本三大絶勝のひとつに数えられる景勝地・東尋坊の玄関口。ここでもほかの各駅同様に開業イベントが行われており、駅前の歩行者天国には出店やキッチンカーが並んでいる。 しかも、筆者が訪れたタイミングで約400年の歴史を持つ県内有数のお祭り『金津祭』で流れる祭囃子が地元の保存会によって演奏。以前から機会があれば見たいと思っていた祭りだったからお囃子だけとはいえ、ちょっと得した気分になることができた。
加賀温泉駅
芦原温泉駅からはこの日3度目となる新幹線で隣の加賀温泉駅へ。片山津温泉に山代温泉、山中温泉と北陸を代表する温泉の最寄り駅となり、高架の新幹線ホームからは高さ73mの加賀大観音が見える。 イベントの特設会場では、グッチ雄三や間寛平、ダンディ坂野のステージがあったことを到着後に知るがいずれもすでに終了。それでも加賀市に古くから伝わる獅子舞の演舞を見ることができたので満足。 そして、嬉しいことに会場では地元の日本酒や名物の加賀棒茶が振る舞われたほか、地元米や加賀三湯の温泉の素の入ったお土産も配布されていた。もちろん、すべて頂いたのは言うまでもない。