【詳報】倉敷商サヨナラ負け 3度目V逃す 春の中国高校野球、尾道に5―6
春の中国高校野球大会最終日は4日、広島県呉市の鶴岡一人記念球場で決勝があり、13年ぶり3度目の優勝を目指した岡山代表の倉敷商は、尾道(広島3位)に延長十回タイブレークの末、5―6でサヨナラ負けした。尾道は秋春通じ初優勝。 倉敷商は先発大坪が一回に5安打を集められ、内野の失策も絡んで一挙5失点。打線は15安打を放ち、九回に振り出しに戻したが、タイブレークの十回裏1死二、三塁で左腕増田が尾道の前田にサヨナラ打を浴びた。 ▽決勝 倉敷商 0000010310|5 5000000001x|6 尾道 (延長十回、十回からタイブレーク) ▽三塁打 菰口▽二塁打 高本、佐々岡▽暴投 大坪 【評】倉敷商はサヨナラ負け。一回の大量5失点が痛い。森、増田の両左腕が試合を立て直し、菰口の2点三塁打などで終盤に追い付く粘りは見せたが息切れした。2失策を含む守備の乱れに加え、走塁ミスも目立ち、タイブレークの延長十回はけん制死が響いて無得点に終わった。 尾道は十回1死二、三塁、前田が左前打を放ち終止符を打った。