「肌断食」の効果って?洗顔不足でニキビができない?正しいやり方や効果を専門家が解説!
「肌断食」というスキンケア法を実践するには、正しい知識がマスト。洗顔料やクレンジングを使わず、保湿は少量の白色ワセリンだけという簡単な方法だけど、洗顔不足でニキビが出ることも……。 【写真】実年齢より見た目が老ける6つの悪習慣とは? この記事では肌断食のやり方や効果、メイクにおける注意点などを、自ら肌断食を実践する肌断食ブロガーのやまちあさんと、肌断食に詳しい皮膚科医の「白金ビューティフルエイジングクリニック」院長・山口麻子先生が徹底解説。この機会に正しい肌断食で、悩みの毛穴汚れや乾燥を改善しよう。 ▼教えてくれた人 ・白金ビューティフルエイジングクリニック院長/山口麻子先生 日本大学医学部卒業。日赤医療センターでの卒後研修を終え、北里研究所病学センターにおいて、美容外科・美容皮膚科の臨床経験を積む。2006年9月に「白金ビューティフルエイジングクリニック」を開院。自身も肌断食を20年にわたり実践し、数多くの人々にアドバイスを行う。また、肌断食に関する情報を発信するウェブサイト「素肌ルネサンス」も運営し、肌断食の素晴らしさを日々伝えている。 ・「肌断食ラボ」主催者・看護師/やまちあさん 極度の肌荒れやビニール肌、アブラによるテカりに悩んでいた時に肌断食と出会い実践。肌悩みから解放され、現在は“サラつや肌”をキープ中。肌断食で肌状態が良くなった自身の経験&看護師の専門的知識を生かし、肌断食のお役立ち情報や体験談をブログ「肌断食ラボ」やYouTubeで発信している。ちなみに定期的なマイクロスコープを使用した肌診断では、実年齢よりも6歳若い結果を出すほどの美肌の持ち主。
肌断食とは?
・基礎化粧品やメイク用品の使用をやめる 肌に良かれと思い、乳液などの基礎化粧品をあれこれ使い、さらにメイクに励んでいる人は多いけれど、これらを断つことが「肌断食」の基本に。余計なものを削ぎ落とし、最低限のシンプルケアにチェンジすると捉えて。 ・水、ぬるま湯の洗顔以外のケアを断ち、バリア機能を活性化 クレンジングや洗顔料などをやめ、水またはぬるま湯のみで洗顔を。さらに洗顔後も白色ワセリン以外は何も塗らないこと。こんな洗顔&スキンケアでは、皮脂汚れが落ちないし、乾燥を引き起こしそうと心配になりがちだけど、逆に本来持っている肌のバリア機能が高まり、逆に肌は潤ってくれる。 ・肌をこすらないことで、肌負担を軽減 肌断食で大切なのは「つけない・こすらない・洗わない」の3つ。そのため、洗顔時は水かぬるま湯のみで、使ったとしても純石鹸に留めることが重要。しかも、肌をこすらない洗い方を徹底することで、自然と肌への負担が減り、シワなどの肌トラブルの改善につながる。