【黒柳徹子】好きな詩と聞かれて真っ先に頭に浮かぶ、アメリカの女流詩人、エミリー・ディキンソンさん
詩人
エミリー・ディキンソンさん (1830~1886)アメリカの女流詩人。奴隷制廃止運動の中心・マサチューセッツ州のアムハーストで、厳格なピューリタンの家庭に生まれ、生涯をアムハーストで過ごしながら、1775篇の詩を残す。妹に、「死んだら燃やしてね」と頼んでおいたが、あまりの数の多さに驚き、妹はその遺言を守らなかった。死後発表された詩集は20世紀になって高く評価され、現在では、『草の葉』で有名なホイットマンと肩を並べるほどのアメリカを代表する女流詩人とされる。「夢をはらむ孤独者」とも称される。
─ 今月の審美言 ─
「『普通の眼には見えないもの』がたくさん書かれていたからこそ、彼女の詩は、永遠に人々の心に刻まれるのだと思います」 写真提供/Getty Images 取材・文/菊地陽子
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