電話の相手「山口県警」は国際電話 顧客の様子を不審に思った郵便局長が詐欺見破る
鹿児島県警さつま警察署は、うそ電話詐欺被害を防いだとして、薩摩郵便局(さつま町求名)の正岡大晋局長(41)に感謝状を贈った。 【写真】(別カット)感謝状を手にする薩摩郵便局の正岡大晋局長=さつま町轟町
正岡局長は11月中旬、顧客の高齢者夫婦宅を訪ねたところ、夫の方は山口県警を名乗る男からの電話対応中だった。キャッシュカード停止を伝えられ、家族構成なども尋ねられたと妻から聞いて不審に思い、電話を代わって直ちに切り、同署へ通報した。国際電話だったという。 正岡局長は「身近なお客さまが狙われるとは思ってもみなかった。警戒を強めて、今後も未然防止につなげたい」と話した。今年の町内におけるうそ電話詐欺被害の認知件数は10月末時点で3件あり、被害額は約220万円。
南日本新聞 | 鹿児島