全部で17ステップ! 世界遺産都市 バーデン・バーデンの温泉保養地「フリードリヒスバード」がすごすぎた…!
世界2位のオーガニック市場規模を誇るドイツ
こんにちは、ヘア&メイクの藤原リカです。 オーガニック先進国のヨーロッパが大好きでよく旅行へ行きますが、特に研究が進んでいるのがドイツ。ドイツにおけるオーガニック市場は159億ユーロ(約2兆6060億円)と、アメリカに次いで世界2位の規模を誇ります(※)。ちなみに日本の市場規模は14億ユーロ(約2295億円)と、まだまだ発展途上であります(1ユーロ=163円で計算)。 収穫時期はわずか25日ほど!? 世界中の人が虜になる「ダマスクローズ」の産地・ブルガリアへ行ってみた!
ドイツでは街を歩けばオーガニックスーパーが至る所にあり、食品だけでなく、コスメや日用品なども置いてあります。また、普通のスーパーでもオーガニック商品の品揃えがとても充実しているのが特徴。1/3くらいはオーガニック商品であることも少なくありません。中には、オーガニックかどうかわかるようにラベルを変えているお店もありました。
そんな、“オーガニックが当たり前”なドイツ。先日、伝統的な温泉療法を体験してきたので、今回はそちらをご紹介したいと思います。 ※ The World of Organic Agriculture. Statistics and Emerging Trends 2023
世界中から癒やしを求めて! 世界遺産都市「バーデン・バーデン」
ドイツ南部の「バーデン・バーデン」は、“ヨーロッパの大温泉保養都市群”として世界遺産にも登録されているリゾート地。約160kmにわたって広がる黒い森(シュヴァルツヴァルト)の北側に位置し、街の60%を森林が占める自然が豊かな街です。ローマ時代の浴場跡も残っており、世界中の人が癒やしを求めて、この地を訪れます。
街の至る所には噴水があり、温泉が湧き出ている噴水や足湯ができるところも。
とにかく時間の流れがゆったりとしているバーデン・バーデン。今回は、最も伝統のある「フリードリヒスバード」にお邪魔しました。
ドイツの伝統的な入浴方式でリフレッシュ
「フリードリヒスバード」は、療養や健康増進が中心のクア施設(ドイツに伝わる温泉保養地の会館)。ルネサンス様式で建てられた外観もさることながら、施設内の装飾も圧巻の美しさ。メインのローマン•アイリッシュ浴場は浴槽が大理石でできていて、アーチ型の天蓋まで付いているゴージャスに、思わず息をのんでしまうほど。 入浴はコース制で、温泉の順路と時間がそれぞれ決まっている17ステップ。冷温交互浴を組み合わせたドイツの伝統的な入浴方式で構成されています。コロナ禍の影響でマッサージとアカスリはなくなってしまいましたが、規定の順番で回ることで、最大限身体が休まり回復するんだとか。 17ステップはこちら……。 ①シャワー(約3分) ②54℃サウナ(約15分) ③68℃サウナ ④シャワー(約1分) ⑤マッサージとアカスリ(約8分)※コロナ禍の影響で休止中 ⑥シャワー(約1分) ⑦45℃スチームサウナ(約10分) ⑧48℃スチームサウナ(約5分) ⑨36℃入浴(約15分) ⑩34℃ジャグジー(約7分) ⑪28℃運動風呂(約5分) ⑫シャワー(約1分) ⑬18℃水風呂 ⑭体を拭く(約4分) ⑮クリームマッサージ(約8分) ⑯静息室(約30分) ⑰読書室(約30分)