写真：HOMINIS

VTuber事務所「ホロライブプロダクション」傘下のVTuberグループ・「ホロライブ」に所属する白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころねによるユニット、ホロライブゲーマーズ。ゲームをこよなく愛する4人によるプレミアムイベント「hololive GAMERS fes. 超超超超ゲーマーズ」が2024年5月25日、26日に国立代々木競技場 第一体育館にて開催された。 【写真を見る】ホロライブゲーマーズによるプレミアムイベント「hololive GAMERS fes. 超超超超ゲーマーズ」 DAY 1では、ゲームが大好きな4人を中心に豪華ゲストと、会場でさまざまなゲームタイトルに挑戦するほか、ホロライブゲーマーズ初のオリジナル曲となるイベントテーマソング「We Are Gamers!!!!」もステージで初披露されることが事前に告知されていたこともあり、超満員の客席の熱気はすでに最高潮。白上フブキ、猫又おかゆ、戌神ころねが大はしゃぎしながらステージに登場すると、会場はホワイト、パープル、イエロー、そして大神ミオの赤と緑という各メンバーカラーのペンライトで埋め尽くされる。メンバーのあいさつの後、大神からのビデオメッセージが上映。「フブキ、おかゆ、ころねのこと、みんな頼んだよ。たくさん盛り上げてね」と、観客に温かなメッセージを送った。その後、メンバーの白上から意気込みを聞かれた猫又は「みんなとなら絶対に楽しいイベントになること間違いなしなので、今日は思いっきり楽しんでいこうと思います！」とコメント。一方、戌神は「今日はここに来てくれたみんなを味方にして帰る」と発言。ペンライトを振って敵意がないアピールをする客席に対し、「敵ー」と笑顔で手を振るという、戌神の一筋縄ではいかない個性がイベント冒頭から炸裂した。続いて、白上が、メンバーの大神が体調不良のため、今回の出演が見送りになったことに触れ、「今回、ミオが来れなかった分、第2回に繋げたいので、2回目もやれるという意気込みを胸に、第1回を大大大大大成功させようと思っています！」と抱負を語った。 この日のゲストとして、同じく「ホロライブ」所属の常闇トワが登場し、彼女を交えた4人で、さっそくゲームに挑戦することに。最初のゲームでは2 vs 2にチーム分けし、6つのミニゲームで勝利数を競い、猫又＆常闇、白上＆戌神のコンビで対決したものの、同ポイントで引き分けとなった。前半に続き、後半は猫又＆戌神、白上＆常闇とコンビをシャッフル。「だるまさんがころんだ」などで対決するが、中でも腕を上下左右させるアクションによってUFOを呼ぶという設定の「ハローUFO」では、メンバーたちだけでなく、会場も一体となって宇宙人を呼び寄せた。 続いては、大空スバル、兎田ぺこら、宝鐘マリンという豪華メンバーを招いてのバラエティ・ゲームコーナーへ。大空とは、セリフが書かれたカードを選び、そこで表現されている感情を用意されたパーツで作成し、4つの答えの中から正解を当てるゲームで大盛り上がり。続いての団体戦ゲームコーナーでは、常闇、大空に加え、兎田ぺこらと宝鐘マリンも加わり、お絵かき伝言オンラインゲーム「Gartic Phone」で対決し、イラスト上手で知られる宝鐘の圧倒的な画力によってぺこまりのキスシーンが描かれると、会場から歓声が沸き上がった。 　 そして、ゲーマーズにまつわるクイズを出題し、メンバーと会場との回答が一致すればクリアという「超超超超ファンタイム！完全一致チャレンジ」の後にイベントを締めくくるのは、メンバーによるスペシャルライブ。ホロライブゲーマーズ初のオリジナル曲となるイベントテーマソング「We Are Gamers!!!!」の大神パートや、ソロ曲メドレーでの大神曲「夜光通信」を3人で分担して歌い上げると、会場はこの日一番の盛り上がりをみせた。 最後は、ホロライブの全体曲「Shiny Shiny Story（GAMERS ver.）」をアイドル衣装に着替えてパフォーマンス。戌神は「戌」の字を背負っての雄々しい衣装替えを披露し、会場を沸かせるなど、細部に渡って観客を楽しませたプレミアムライブは、無事に1日目の幕を下ろした。 DAY 2も超満員の会場は、DAY 1もリアルやオンラインで参加した観客が、DAY 1イベント内でプレイしたゲームのアクションでメンバーをお出迎え。白上、猫又、戌神もその様子に笑顔を浮かべた。 この日最初のゲストは、同じく「ホロライブ」所属のラプラス・ダークネス。しかし、はじめてプレイするゲームにラプラスはちょっと不安げな様子。しかし、見事なプレイを見せ、一気にご機嫌になった彼女に後押しされるように、ゲーマーズメンバーのテンションも急上昇する。続くゲームでも見事勝利したラプラスは、「楽勝っしたね」とコメント。それに対し、戌神の闘争心に火がつくが観客の拍手の大きさによって、猫又とラプラスの二人の勝利が決まったところで、次のゲスト・鷹嶺ルイが登場。2人1組でチームとなり、「Dance Dance Revolution Grand Prix」で、踊るメンバーをカメラマン役がいかにカッコよく撮影できるかを競う。踊る白上と戌神を、猫又と鷹嶺が超至近距離でのショットやローアングルでの激写など、カッコよさよりもセクシー路線を追求。本コーナーで、猫又がダンサーになりゲームコントローラーが正常に反応しなくなるアクシデントが発生した際は、場を持たせるために猫又が必死にパフォーマンスしたり、ゲーマーズ3人のしっぽに鷹嶺のカメラが迫ったり、ぶつかった戌神と鷹嶺の唇が触れそうになるなど、イベントならではのハプニングも飛び出した。 続いて、ラプラス、鷹嶺に加え、さくらみこ、角巻わためを加えたゲストチームとゲーマーズが「スーパーボンバーマン R」で激突。初心者＆経験値少なめのゲストチームをやりこんでいるゲーマーズが圧倒的強さで追い詰める。7人全員で行われた最後の個人戦では、戌神が見事勝利するなど、ゲーマーズのゲームセンスとスキルの高さをまざまざと見せつけた。 休憩タイムをはさんでの「超超超超ファンタイム！　ゲーマーズすごろく」では、さくらみこをMCに迎え、さまざまなミッションが設置されたオリジナルすごろくにゲーマーズがチャレンジ。白上と猫又が中二病を発症させたり、「一番可愛いポーズ」をリクエストされた戌神が、犬のポーズを取った際にハプニングが起こるなど、メンバーのさまざまな表情に触れることができるコーナーとなった。 そして、イベントのクライマックスとなるライブパートでは、超満員の観客がグリーンのペンライトを灯して大神の愛称「ミオしゃ」コールでメンバーを迎える。ホロライブゲーマーズ初のオリジナル曲となるイベントテーマソング「We Are Gamers!!!!」を皮切りに、DAY1とは異なるセットリストによるソロ曲メドレーを披露。大神の楽曲「Howling」では、3人のクールでドラマチックな歌声が会場を一つにした。 　 最後は、ホロライブの全体曲「Our Bright Parade（GAMERS ver.）」をブライト衣装に着替えてパフォーマンス。最後は、戌神の呼びかけで会場を緑のペンライトで染め上げた観客たちに向け、白上が「次は絶対、ミオを含めた4人でステージに立ちます！　みんな、またステージで会おうね！　約束だよ！」とメッセージを送り、2日間に渡るイベントは大団円を迎えた。 文＝中村実香 ⒞2016 COVER Corp.