【国内6例目】「ダニ媒介脳炎」 山菜採り50代男性 マダニにかまれ重症…意識障害・髄膜炎・脳炎・筋力低下などで入院続く 過去には死亡例も 札幌市保健所が注意呼びかけ
札幌市の50代男性がマダニにかまれ、「ダニ媒介脳炎」を発症したことが分かりました。男性は入院中で治療を続けています。 男性は5月中旬、道央の山林で山菜採り中、マダニに足をかまれ、23日に発熱や手足のしびれを発症しました。 病院を受診して北海道立衛生研究所が検査した結果、「ダニ媒介脳炎」に感染したことが分かりました。 男性は意識障害や髄膜炎、脳炎、筋力低下などの症状があり、入院して治療を続けています。 札幌市保健所によりますと、ダニ媒介脳炎の発生は1993年に1例目が確認されてから国内6例目で、いずれも道内で発生しています。 これまでに40代男性と70代女性の2人が死亡しています。
保健所は山に入る際は肌の露出を控えるよう注意を呼び掛けています。 【ダニ媒介脳炎の発生状況】 1 1993年 30代女性 渡島保健所 2 2016年 40代男性 札幌市保健所 → 死亡 3 2017年 70代女性 市立函館保健所 → 死亡 4 2017年 70代男性 札幌保健所 5 2018年 40代女性 旭川市保健所 6 2024年 50代男性 札幌市保健所
UHB 北海道文化放送
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