あの“ダイヤモンド・プリンセス”が寄港していた 大勢の外国人客が上陸し観光や買い物へ 地元は期待大
CBCテレビ
三重県の鳥羽港に12月2日、イギリス船籍の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」が寄港しました。 【写真を見る】あの“ダイヤモンド・プリンセス”が寄港していた 大勢の外国人客が上陸し観光や買い物へ 地元は期待大 コロナのニュースではよく名前を聞いた船ですが、来年3月以降、鳥羽には新たに2隻の大型客船が寄港することが分かりました。 12月2日、三重県の鳥羽港に入港したイギリス船籍の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。 乗客定員2706人、世界最大級の客船として知られています。 この「ダイヤモンド・プリンセス」と言えば… (2020年2月 当時の加藤勝信厚労大臣) 「ダイヤモンド・プリンセスの乗員乗客の新型コロナウイルスの結果について、今回新たに221人について検査をし、44人が陽性ということでした」 3年前の2020年2月、船内で新型コロナによるクラスターが発生し、乗っていた3700人余りのうち、712人が感染し13人が死亡しました。 政府はその2020年の3月以降、外国クルーズ船の受け入れを禁止。 しかし、去年11月からは受け入れを再開し、鳥羽港でもことし3月から「ダイヤモンド・プリンセス」の寄港が復活していました…そして、12月2日。 (出迎え) 「Welcome to TOBA!」 欧米やアジアからの多くの観光客が「ダイヤモンド・プリンセス」からおりてきました。 (カナダから) 「買い物、食事、観光を楽しみたい」 (アメリカから) 「何をするかまだ決めてない。インフォメーションセンターで(鳥羽について)知りたい」 関係者によりますと、来年3月以降はさらに2隻の外国クルーズ船が鳥羽港に寄港するということです。 1隻は、モナコの船会社が運航する、乗客定員596人の「シルバー・ムーン」。 もう1隻は、ドイツの船会社が運航する、乗客店員500人余りのクルーズ船とみられています。 実は、鳥羽市はインバウンド需要拡大のために、2年前からフランス国籍の職員を観光課で雇うなどして、大型クルーズ船の誘致を進めてきました。 (鳥羽市観光課 勢力正太係長) 「ようやく外国クルーズ船の受け入れが再開してきて、スタッフも慣れてきたので、我々としても積極的に受け入れていきたい」 今回の「ダイヤモンド・プリンセス」の寄港でも、地元観光施設は賑わいました。
(御木本真珠島 柴原昇取締役) 「円安というのも販売側にとっては追い風で良い状況です。鳥羽に寄った記念にお買い上げいただくお客さんも多いので、これからも期待したい」 国内における新型コロナの感染拡大のニュースでは、最初に注目されることになった外国クルーズ船。 取り巻く環境はようやく元の状況に戻りつつあります。 数百人から1000人単位の外国人観光客を一度に迎え入れることができる効果は絶大。 鳥羽市にとっても、まさに新たな「船出」として期待されます。
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