能登半島地震 犠牲者は215人に 1月12日最新の被害状況
ここで、これまでに入っている最新の被害状況をお伝えします。地震による犠牲者は215人に上っていて、最も多い珠洲市が98人、輪島市で83人、穴水町で20人などとなっています。 このうち震災後にけがや身体的不安による病気で亡くなったとみられる災害関連死は、きょう新たに輪島市で4人、能登町で2人確認され、合わせて14人となっています。 また、安否が分かっていない人は輪島市で22人、珠洲市で5人、七尾市で1人のあわせて28人です。 集落の孤立も依然、続いています。 最も多い輪島市ではきのうからきょうまでに4地区が解消され10地区となりましたが、珠洲市の5地区、能登町の2地区であわせて1910人が孤立したままです。 避難している人は輪島市で150か所に9500人余り、珠洲市で67か所に5300人余り。県全体ではおよそ2万2400人余りとなっています。 一方、きょう午後2時までに2次避難所への中継拠点となる金沢市のいしかわ総合スポーツセンターを利用した避難者は279人、2次避難所に移った避難者は、10の施設で合わせて296人となりました。 輪島市南志見地区の集団避難は金沢市の額谷ふれあい体育館に270人が移る見込みです。 停電の情報です。午後5時半の時点で、輪島市で5200戸、珠洲市で4000戸などとなっていて、依然として6つの市と町の1万1410戸余りで電気が止まったままです。 断水の情報です。 七尾市で2万400戸、輪島市で1万戸、志賀町で8800戸など10の市と町の広い範囲で発災から12日目となってもおよそ5万5990戸で断水が続いています。
北陸放送