糖尿病の早期発見と早期治療の重要性理解 福島市で福島県民公開講座
世界糖尿病デーに合わせた福島県民公開講座は17日、福島市の県医師会館で開かれた。県民約100人が医師の講演を通し、糖尿病の早期発見と早期治療の重要性について理解を深めた。 県医師会の健康づくりフェスティバル。福島医大糖尿病内分泌代謝内科学講座の島袋充生主任教授が「糖尿病をふせぐ、糖尿病とくらす」をテーマに語った。「糖尿病の初期は自覚症状が乏しく、福島県では全国に比べ、糖尿病の治療の遅れによる慢性合併症が多い」とし、医学的な正しい予防や治療のポイントを説明した。 日本高血圧学会実地医家部会の日下美穂顧問が「命のSDGsはsalt―conscious(塩を意識)と血圧管理」と題しウェブで講演。大原記念財団ワクチンセンターの錫谷達夫センター長が成人向けワクチンを紹介した。会場には県保健衛生協会の協力で、体脂肪測定や握力などの検査コーナーも設けられた。