デスクワークでこっているのは「肩だけじゃない!」首&肩こりを解消する〈頭ほぐしエクササイズ〉
パソコンやスマホ利用が当たり前になった私たちにとって、切り離したくても切り離せないのが体のこりや不調。肩こりや腰痛を感じている方はとても多いですが、実は首・肩以外にもとある部分もとてもこっていることをご存じでしょうか? ◆写真で詳しいやり方を見る→首&肩こりを解消する〈頭ほぐしエクササイズ〉 ■実は頭もこっている! デスクワークや運動不足で特にこりなどを感じる部位といえば肩や腰などが代表ですが、実は頭もこりやすいと言えます。 デスクワークや運動不足が続くと筋肉が緊張した状態が続き、それによって起こる血行不良が原因の一つです。長時間座りっぱなし、なかなか運動をする時間がなく血行が滞りがち、忙しいから湯船につからないなど、現代社会の中では多くの方が血行不良を起こしやすい環境で暮らしていると言えるでしょう。 ■頭がこることでのデメリット 首・肩のこりに比べて頭のこりを意識したことはなかったという方も多いと思います。頭がこったままだと首や肩のこりを解消しにくくなるため、悪循環です。首や肩のこりを感じている方は、合わせて頭のこりへもアプローチして上げる必要があります。また、頭がこっていると目の疲れにも影響を及ぼしやすくなるので、液晶画面を見る時間が長い方はそれ用のメガネの活用とあわせて頭をほぐしてあげましょう。 頭がこっていると髪の毛のハリやコシを失う原因にもつながるので、年齢とともに髪のお悩みが増えてきたかも…なんて方は、頭皮マッサージなどを行なって頭のこりをほぐしてあげましょう。 ■首・肩こり解消にも効果あり!頭ほぐしエクササイズ 食いしばりがひどい方、寝る時にマウスピースをつけているという方にもとてもおすすめです。痛いと感じる方は凝っている証拠ですので、ぜひ継続してみましょう! <やり方> 1)両手でこぶしをつくり、そのこぶしを縦にして耳の前に置きます。第一関節を顔に添えるイメージです 2)関節でゴリゴリと耳の前部分をほぐし、だんだんとその位置を上へ移動させ、約30秒かけてほぐします。痛い方はつらいかもしれませんがぜひほぐしてあげてくださいね 3)次はそのこぶしを横にして耳の上へセットします。同じようにだんだんと頭頂へ近づけるようなイメージでほぐしてあげましょう。 ■人間の体はどこも硬くなりやすい 残念ながら、座りっぱなしや運動不足が続く方は全身のあちこちが硬くなりやすい傾向にあります。今こっていると感じていない方も、もしかしたら体がこっていることに慣れすぎて気付けていないかもしれません。 こりやつらさを感じたことがないから大丈夫とは思わず、まずは一度ほぐしてみてください。きっと心地よさに虜になるでしょう。ほぐし終えた後は目も開きやすくなっていますので、朝やるのもいいですし一日の終わりに癒しタイムとしてやってあげるのもおすすめです。 ライター/古賀奈津美(ヨガ講師)
古賀奈津美