米コノコフィリップス、マラソン・オイル買収に向け交渉進展-報道
(ブルームバーグ): 米独立系石油会社コノコフィリップスが同業マラソン・オイルの買収に向け交渉を行い、協議が進展していると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。実現すれば米石油・ガス業界の統合がさらに進むことになる。
FTが匿名で引用した関係者の情報によれば、マラソンの現在の時価総額(150億ドル=約2兆3600億円)を若干上回る評価額で、全て株式交換による買収合意に達する可能性がある。28日遅い段階で合意は差し迫っていると思われたが、交渉が決裂したり、ライバルの買い手が割り込んだりするリスクも残るという。
マラソン取得によってコノコはテキサス州からノースダコタ州まで国内に幅広くシェール油田の拠点を拡大できるほか、赤道ギニアの広大な埋蔵量も手にすることになる。石油・ガス需要が今後も堅調に推移するとの予測から生産業者が新たな掘削場所を求める中、ここ最近エネルギー企業の買収が相次いで発表されている。
コノコやエクソンモービル、シェブロンなどの大手石油会社は買収を通じて生産強化を図っている。コノコはここ数年に130億ドルでのコンチョ・リソーシズ買収やシェルの資産買収を通じて米パーミアン盆地での資産を拡大している。
FT紙によると、コノコは数週間にわたりデボン・エナジーとマラソン買収を争ってきた。
原題:ConocoPhillips in Advanced Talks to Buy Marathon Oil: FT(抜粋)
ConocoPhillips Is in Talks to Acquire Marathon Oil, FT Says (2)
(抜粋)
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Natalie Choy