<センバツ>甲子園練習初日 智弁和歌山や八戸学院光星など登場 21世紀枠3校は19日
甲子園練習は第1日の18日、前回大会準優勝の智弁和歌山や3年ぶり出場の八戸学院光星(青森)など5校が行い、ノックや投球練習などでグラウンドの広さや土の感触を確かめた。第2日の19日は15校が練習予定で、昨秋の明治神宮大会王者で初出場の札幌大谷(北海道)のほか、石岡一(茨城)、富岡西(徳島)、熊本西の21世紀枠3校が登場する。 【写真特集】甲子園練習初日 この日は5校が登場 ◇履正社はほぼ打撃練習 星稜・奥川攻略に向け 過去5年間で準優勝2回の履正社は練習時間のほとんどを打撃練習に費やした。左翼席に運んだ主将・野口は「しっかり当たれば、打球は飛んでいく印象を持った」と好感触を得た様子。1回戦の相手は大会屈指の本格派右腕・奥川を擁して優勝候補に挙がる星稜で、対戦決定後は打撃マシンを150キロに設定して打ち込むなど奥川対策を進めている。昨秋2本塁打の野口は「球が速いので、狙い球を絞る。チームは長打力が持ち味なので打ち勝ちたい」と攻略を誓った。 ◇雪国から出場 八戸学院光星はノック中心 2季連続出場の八戸学院光星は打撃練習を行わず、試合形式のノック中心。投手陣は最後にマウンドから投げ、エース右腕・後藤は「雪で室内練習が多かった。状況判断など、もっと試合を踏まえて意識しないと」と課題を挙げた。チームに昨夏の甲子園経験者5人が残るが、自身はベンチ外だっただけに「センバツに出ることだけを考えてきた」と明かす。広陵との地区大会優勝校対決に向けて「打たせて取って、最少失点でいきたい」と守り勝つことをイメージしていた。