京都の62歳男性が1億1000万円の詐欺被害…警察官や検事装う男らの指示受け
京都府警右京署は28日、京都市右京区の会社員男性(62)が警察官や検事を名乗る人物から計1億1010万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。
発表によると、12日に男性の携帯電話に電気通信事業者をかたる男から電話があった。男性は誘導されて指定された番号に電話をかけると、警察官を装った男から「あなたのマイナンバーカードで口座開設され、特殊詐欺が発生している」「あなたに逮捕状が出ている」などと言われた。
その後、男性は検事を名乗る男から保釈金名目で現金を支払うよう指示され、26日までに2回にわたって計1800万円を指定口座に入金。さらに右京区内の公園で2回に分けて計9210万円を男に手渡した。
27日に男から連絡先や、やりとりを消すよう指示されて詐欺を疑った男性が同署に相談し、被害がわかった。