40年目を迎える2025年のミュージカル「アニー」のアニー役・孤児役決定 元気いっぱいな小学4年生の二人のアニーが誕生
1986年の日本初演以来、世代を超えて愛され続ける、丸美屋食品ミュージカル『アニー』。2025年4月~5月、新国立劇場・中劇場にて上演される同作のアニー・孤児役オーディションの合格者発表が10月27日(日)日本テレビ番町スタジオにて行われた。アニー役には東京都出身の小学4年生(9歳)・丸山果里菜さん(まるやま・かりな)、東京都出身の小学4年生(10歳)・小野希子さん(おの・きこ)の2人が選ばれた。 【写真】ミュージカル『アニー』オーディション合格者発表の瞬間 ミュージカル『アニー』は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞を はじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。 日本公演は、1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、今までに全国で約196万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなった。「SHOGUN 将軍」でエミー賞主演女優賞を受賞したアンナ・サワイは2004年のアニー役を務めており、アニー出身者が各方面で活躍している。 来年で40年目となる公演に向けて、今年も出演者オーディションを開催。主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たちが最終審査に挑み、ついにこの日合格者が発表となった。 チームバケツのアニーに選ばれたのは丸山果里菜さん。東京都出身の小学4年生。これまでにミュージカル『冒険者たち』(渚役)などの出演歴がある。チームモップのアニーは小野希子さん。東京都出身の小学4年生。丸山さんと同じくミュージカル『冒険者たち』にカリック役で出演しており、2人は共演経験があるという。 アニー役の合格発表を聞いた時「とても嬉しくて、飛び跳ねちゃいました!」(丸山さん)「嬉し涙が止まらないです」(小野さん)とそれぞれに喜びを表現した二人。「どんなアニーを演じたいか」との質問には、丸山さんは「アニーは素直で元気のいい子なので、いつもの自分そのままの元気を出したいと思います!」といい、小野さんは「ずる賢くて、とても可愛いアニーになりたいです」と答え、それぞれのアニー像を教えてくれた。 丸山さんは3回目、小野さんは2回目の挑戦でアニー役に合格。今回のオーディションに向けて一番頑張ったところは「アニーは元気な子なので、大人しくじゃなく、『元気』を出せるようにオーディションを受けました」(丸山さん)、「私はダンスの時の“顔”を頑張りました。うらん先生(振付の広崎うらん)に“顔!顔!”と言われたので」(小野さん)と明かしてくれた。 演出を手掛ける山田和也は「稽古に入ったら、今日は見せていないいろいろな顔を見せてくれると思うんです。二人はタイプが違うアニーになる予感があるんですよね。どんなアニーになるかなって僕自身もちょっと楽しみにしてるところはあります」と期待を寄せた。そして来年40年目の公演とあり「責任重大で身が引き締まる思いですが、楽しんでできればと思っています」と語った。 合格後のフォトセッションや動画撮影でも元気いっぱいなところを見せていた2人。得意なことや好きなことについて聞くと「アクロバットです。マットなしで転回という技をやることです。好きなことは友達としゃべることとダンスです」(丸山さん)「ダンスが得意で、振付のどこを見せるかを考えることが好きです。好きなことは友達と変顔をすることです!」と、アクティブで明るいアニーにぴったりな素顔をのぞかせてくれた。