“稀代のワル”羽賀研二は汚名返上できるのか 「ヤクザとの関係」で聞こえてきた意外な声とは
スルーされていた羽賀容疑者
2021年9月、沖縄刑務所を再出所した羽賀容疑者は共通の知人を通じ、“あいさつを”と松山容疑者側にアプローチしたが、松山容疑者は取り合うこともなかったとされる。 「さらに2022年秋ごろ、今回の北谷の土地建物を担保に約4億円を融資してくれる人がいないか、関係資料を共通の知人に託したこともあったそうです。松山容疑者から直接融資を引き出したかったのかもしれませんが、全くうまく行かなかったようです」(同) 結局、羽賀容疑者が借り入れできたのは、松山容疑者の親族からだった。 「松山容疑者本人は取引に関与しておらず、司法書士の野崎容疑者とも全く面識がないとのこと。“どのエリアで活動している司法書士なのか?”と接見した弁護士に尋ねたくらいだったそうです」(同) 法律のプロである野崎容疑者もまた、今回の取引が合法か否か、弁護士のチェックを入念に受けていたとされる。その点だけで免責されるわけではないが、目下、立件をめぐる攻防が展開されているのは間違いない。羽賀容疑者は“稀代のワル”の汚名を返上し、冤罪の被害者として現れることができるだろうか。 デイリー新潮編集部
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