100歳農家ランナー 世界記録更新への挑戦続ける 鹿児島市の宮内さん
赤のユニホームと赤の腕時計は必須
鹿児島市で農業を営む宮内義光さん(100)は、カボチャやピーマン、トマト、ゴボウなどの野菜を作る傍ら、ランナーとして陸上競技の世界記録更新を目指している。 宮内さんは、1924(大正13)年生まれで、7月20日に100歳の誕生日を迎えた。一時走ることをやめていたが、65歳から再び走り始め、年齢別のクラスで日本記録や世界記録を保持しながら新たな記録を更新し続けている。 5年ごとに開かれる国際・全日本マスターズ陸上競技選手権大会には70歳で初出場。95歳の出場を含めて全ての大会で世界記録を塗り替えた。 今月18日に宮崎県で開かれる第41回「九州マスターズ陸上競技選手権大会」に出場する予定だ。400メートル、800メートル、1500メートルの3種目に出走。9月の全日本マスターズ陸上競技選手権大会2024京都大会では、800メートルと1500メートルで、世界記録更新を狙う。 宮内さんは「赤のユニホームと赤の腕時計は必須。とにかく走る時は後ろを振り返らず全力でゴールテープを駆け抜けられるように頑張りたい」と話した。
日本農業新聞