ブラックロック、オンド、スーパーステート:RWAを牽引した動きを振り返る
トレンドの進展と今後
DeFiプロトコルは、RWA利回りを組み込む方法を見出している。Morpho(モルフォ)は、RWA利回りをDeFiユーザーに提供するノンカストディアル・サービスを提供している。 クレジットプロトコルの老舗TrueFiは、トークン化された米国財務省短期証券を担保として預け入れ、DeFi全体で使用可能なドル連動型資産を発行できるTrinityを立ち上げる。これは、DeFiユーザーの間で高まっているRWA商品のコンポーザビリティと移転可能性の向上に対する要望に応えるものだ。 スケーラブルでユーザーフレンドリーな方法でRWAをDeFiにインテグレーションすることは、長年の課題であり、重要な鍵だった。今、大手金融機関が流入を加速させ、新たな商品が登場して、既存のDeFiインフラとの相互運用性が高まっていることで、準備は整いつつある。 まだ初期段階だが、RWAは今後数年間、暗号資産の成長の重要な牽引役となる可能性があり、注視すべき領域だ。現在の傾向が続けば、Superstateのレシュナー氏が予測したように、2030年までにRWAトークン化市場は数兆ドル規模に達することはあり得ない話ではないだろう。 |翻訳・編集:山口晶子、増田隆幸|画像:Shutterstock|原文:BlackRock, Ondo, Superstate: The Biggest Movers in the RWA Sector in Q1
CoinDesk Japan 編集部