兵庫県知事選めぐり新たな証言 「SNS監修はPR会社に依頼」斎藤陣営から神戸市議にメッセージ送信か 知事は取材に「公職選挙法に抵触しない認識変わりない」
去年の兵庫県知事選をめぐり、新たな証言です。 神戸市の上原みなみ市議は、YouTubeに投稿した動画で、告示前の去年10月5日、斎藤知事や陣営の広報担当者と会い、「動画の撮影や編集をお手伝いできる」と提案したことを明らかにしました。しかし翌日、広報担当者から「SNS監修は(PR会社に)お願いすることになった」とのメッセージがあったということです。 【全編】斎藤知事 登庁取材 神戸市議が動画サイトで「SNS監修はPR会社にお願いする形と連絡あった」と明かす
斎藤知事をめぐっては、PR会社の代表が、投開票の後「広報全般を任せていただいた」とする記事をネットに公開。斎藤知事側からは約70万円が支払われており、大学教授などが公職選挙法違反の疑いで刑事告発する事態に発展しました。 一方で斎藤知事側は、支払ったお金はポスターデザインなどへの対価であり、法律で認められた範囲だと説明しています。
こうした疑惑の中、配信された上原市議の動画。 (上原みなみ市議のYouTubeより) 「内容は選挙前ですし、報酬があったかどうかも分かりませんので、この内容をもって直ちに公職選挙法違反になるとは言いがたいと思います」 斎藤知事を応援するXの公式アカウントが開設されたのは、上原市議にメッセージが届いた、翌日のことでした。 斎藤知事は15日の定例会見で「動画を見ていないのでコメントする状況にはない。(上原市議とは)選挙前に一度お会いしたことはあります。全体としては公職選挙法等に抵触することをしたという認識はない」としています。