【独自】「何のためにお宅の学校に通わせたのか!」『博多女子中学校』教員が願書“出し忘れ”…保護者説明会のやりとりを独自入手 被害生徒の保護者が激白「“慰謝料的な感じ”で、『お宅は第1志望なので、20万円上乗せして50万円。これ以上、これ以下もない』」
そして、3月2日、全校生徒の保護者を対象にした説明会が行われました。「ミヤネ屋」は、その音声データを入手。冒頭、学校側が経緯について説明しました。 ―(学校側) ―「出願をする際は事前に、出願校別に担当職員が割り振りを作成していました。しかし、その予定について、全職員に共有できていなかったところがあり、また、それを管理するべき立場の教頭が確認・予定表の提出をさせていませんでした。今回、このような事態になった原因としては、学校の組織的なミスが重なった結果です」 原因として、「教諭同士の意思に齟齬があった」と説明する学校側。納得できない保護者たちは、怒りを露わに…。 ―(受験できなかった生徒の保護者) ―「『忘れとった』って、誰が出し忘れたかという話、今しました?ちゃんと説明しろよ、ちゃんと!」 ―「子どもの3年間…学費も返せよ、塾費も返せよ、3年間の。何のためにお宅の学校に通わせたのか!一生懸命、塾も、送り迎えもして」 また、卒業を間近に控えた出来事に、涙ながらに訴える保護者も…。 ―(3年生の保護者) ―「気持ち良く卒業できると思っていたんですけど、大切な友達がこんなことになって、子どもたちもショックを受けていると思います。大人の都合でこんなことになってしまって、可哀想で仕方ない。どんな手を使ってでも、試験を受けさせてあげてほしかった。なんで、それが叶わなかったのか…」 保護者会の参加者によると、学校側から終始、詳細な説明はなく、謝罪一辺倒だったといいます。 (受験できなかった生徒の父親) 「本人は第1志望に行くために1年間頑張ってきて。でも、もう選択肢がなくなったので、何とかそこは切り替えて違う高校に行ってほしいとは思っているんですけど、本人がまだ現実を受け止められていないというのが事実です」
なぜ中学校の願書を“一括提出”?そこには、地元に残る“古いしきたり”が…「福岡県には“県立優先主義”みたいなところがある」
福岡市東区の私立「博多女子中学校」の生徒3人は、2市1町が組織する学校組合が設置した“組合立”の高校・公立「古賀竟成館(こがきょうせいかん)高校」を志望していました。願書の締め切り日は「古賀竟成館高校」が2月16日正午、県立高校が2月20日正午でしたが、担当教員らは「古賀竟成館高校」の締め切り日も県立高校と同じ2月20日だと勘違いしていたといいます。2時間遅れである2月16日午後2時に願書を提出しましたが受理されず、校長が高校側に直接交渉するも「例外は認められない」として、生徒3人は受験できませんでした。
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