明石家さんま（2023年2月撮影）

　明石家さんま（69）が19日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。17日に都内の自宅で、虚血性心疾患のため、76歳で亡くなった俳優西田敏行さんに触れ「若い」「早すぎる」「名優がもう1人」「ものすごい残念」などと言い、しのんだ。 　西田さんは俳優として多数の作品に出演したが、さんまはまず、西田さんが2代目局長を務めたABCテレビ「探偵！ナイトスクープ」に言及した。 　「（初代局長の上岡龍太郎さんが引退し）司会者がいなくなって、僕がやります言うて、引き受けてくれるような人やから。大阪ローカルやのに、西田敏行さん入るって、すごいことやから」 　バラエティー司会のイメージのなかった西田さんが、関西名物の番組司会を引き受けたことに感謝の思いを示した。 　加えて、さんまは、西田さんの代表作のひとつ「釣りバカ日誌」シリーズで共演していた浅田美代子と親交があり「おれの場合、浅田美代子さんがすごい（西田さんを）慕ってるから」と、親近感を抱いていたという。 　続けて「美代子さんがすごい（ショックなことが）続いてるんで。（樹木）希林さんも亡くなって、犬も…。大丈夫？　って連絡しようと」と言い、浅田を心配する思いも吐露した。 　また、西田さんが「踊る！さんま御殿！！」に出演したことに触れ「西田さんは『友達があそこ（－御殿）いったら楽しいから（来た）』って。出んでもいいのに」と、気さくだった人柄を思い起こした。 　また、ドラマ「男女7人夏物語」を手がけたプロデューサーから聞いた話として、西田さんの逸話を披露した。 　同プロデューサーのドラマに、新人時代の西田さんが出演した際、西田さんは「すいません、酒飲んで酔っぱらってる役でいいですか」と、自分なりの役作りを提案したという。 　「ほんまの新人で、ちょい役。こんな小さい役でも、自分のやりたいことを通す新人やった。デビューからすごかったって。ほんま、ちょい役やで。そこのシーンをこだわるすごさ、な。そりゃ、あれだけの役者さんになるって。大昔に言うてたぐらいやから」 　西田さんの役者魂を以前から聞いていたと言い「おれは、ドラマで共演はないんやけども、ほんま残念。残念やけど、頑張っていきましょか」と言い、この日の番組を進めた。