大曲・高川農園の加工場が稼働開始して3カ月 野菜やハーブの加工を行う
野菜やハーブの加工場「Kitien(きちえん)」(大仙市大曲西根)が11月22日、稼働を始めて3カ月がたつ。(大仙経済新聞) 【写真】「高川農園」赤色のハーブティー 江戸時代から続く「高川農園(「高」ははしご高が正式表記)」の加工場として8代目農主の高川麻衣子さんが経営する同施設。高川さんは2021年まで銀行員として働いていたが、出産を機に働き方を見直し、実家の農家を継いだという。施設の広さは約12坪。農園に隣接し、収穫した野菜やハーブなどを漬物やハーブティー、菓子に加工している。加工場を始めようと思ったきっかけについて、高川さんは「漬物の法改正で漬物加工をやめる人が増えてしまい、地域の味を残したいと思った」と話す。 「赤色のハーブティー」「青色のハーブティー」「黄色のハーブティー」(以上、ティーバッグタイプで1個300円)の3種類を加工販売するほか、11月1日からはドリップバッグコーヒー「モロヘイヤコーヒー」(350円)の販売も始めた。高川さんは「モロヘイヤの良さをもっと身近に感じてもらいたい。コーヒーはノンカフェインなので、カフェインが気になる方にも気軽に手に取ってもらえれば」と話す。商品はJAグループの直売所をはじめ、イベントなどで販売する。 高川さんは「心と体を整える手段の一つとして、ハーブや野菜を取ることをお勧めしたい。今後はハーブティーのセット販売やモロヘイヤを活用した製品を作っていきたい」と意気込む。
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