悪質リフォーム被害に気を付けて 警視庁が防犯ステッカー配布
不要な工事契約を結ばせる悪質リフォーム業者による被害が増加していることを受け、警視庁は防犯ステッカー20万枚を作製し、4月下旬から各署で配布している。 【写真】警視庁が作製したステッカー ステッカーは、インターホンに貼り付けられる大きさで、「悪質業者は110番します」と警告する。26日には、警察官が東京都内の住宅を訪問し、住民らにステッカーを手渡した。訪問を受けた70代の主婦は「警察官の巡回やステッカーの貼り付けは抑止につながると思う」と話した。 警視庁によると、悪質リフォーム業者による被害相談の受理件数は、2023年は前年比で2・5倍に増えている。同庁生活安全総務課の二宮健課長は「突然の訪問を受けたら、その場では点検させず、契約もせず、怪しいと思った際には警察に相談してほしい」と呼び掛けている。【加藤昌平】