一足早い“春の使者” 米子で季節外れのツクシがお目見え
米子市彦名町の畑で、季節外れのツクシが地面から頭をのぞかせている。畑の所有者は“春の使者”の一足早いお目見えに驚きつつも、成長を見守っている。 ツクシは冬の寒さが和らぐ早春に生えるため、春の季語にもなっている。畑を所有する東誠さん(82)=同市彦名町=は11月下旬、ミカンの収穫作業中にツクシが生えているのに気づいた。日を追うごとにツクシの範囲が広がったという。例年より早い芽吹きに首をかしげながらも「このまま成長を見ていく」と目を細めた。 大山自然歴史館(大山町大山)の矢田貝繁明館長は季節外れのツクシの出現の要因について、「今年は夏の暑さが長く続いたことから、気温が影響したかもしれない」との見解を示した。
日本海新聞