【ハイライト動画あり】ラストは劇的PG!プレーオフ進出争いは激化!「3位東京サントリーサンゴリアス×5位横浜キヤノンイーグルス」NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第11節交流戦
それでも50分までは25点ビハインドだったイーグルス。
粘り強く10フェーズを重ねると、後半から投入のSH荒井康植の仕掛けから、元サンゴリアスのHO中村駿太が反撃の後半一本目。
さらに新加入のCTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグの突破から、SO田村優が展開直前にライン参加するプレーをみせ、一気に大外展開。
ここでWTBイノケ・ブルアのトライが決まり、SO田村のコンバージョン成功で11点差(24-35)とした。
「後半は相手(イーグルス)が我慢強くアタックを継続してきました。僕たち(サンゴリアス)が中盤でペナルティをしてしまい、そこからモメンタムが相手に傾いたと思います」(サンゴリアス、HO堀越キャプテン)
さらにサンゴリアスは後半27分、HO堀越キャプテンがヘッドコンタクトの危険なプレーでシンビン。ここでのショット成功で、イーグルスが8点差(27-35)に詰め寄る。
さらにイーグルスは荒井康植が絶妙ショートキック。
ここから敵陣ゴール前でのターンオーバーを起こすと、23年W杯日本代表で途中出場のシオネ・ハラシリがトライ。ゴール成功でついに1点差(34-35)となった。
「前半は自分たちのプランどおりに戦えてリードできましたが、後半で仕留めきれず、どんどん相手のペースに付き合わされていきました」(サンゴリアス、田中澄憲監督)
試合時間、残り約30秒。
サンゴリアスはボールキープすれば1点差でノーサイド。しかしラックで痛恨のペナルティを犯して自陣に後退。さらにモールのコラプシングの悪循環。80分30秒に自陣左でペナルティを与えた。
そしてシーンは冒頭の場面へ。
イーグルスはここでショットを選択した。
「自分たちでも『ショットだ』と言っていました。(田村)優はラグビーワールドカップのプレッシャーの中でボールを蹴ってきた選手。彼(田村)が『自信がある』と判断して蹴っていると思います」(イーグルス、沢木監督)