LME銅上昇、リスクテークが回復-他の非鉄金属も軒並み高い
(ブルームバーグ): 17日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は上昇。世界の金融市場でリスク選好の動きが強まったほか、銅の供給逼迫(ひっぱく)に関する警告が相次いだ。
銅は一時1.6%高。米株式・債券相場が取引の早い段階で上昇したことが追い風となった。その後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレに関する根強い懸念を理由に利下げ開始時期の先延ばしを示唆したことを受け、米株式相場は下げに転じた。
チリのサンティアゴで開催された世界銅会議で、アナリストは銅相場の見通しについて強気な姿勢を維持。ゴールドマン・サックス・グループは大幅な供給不足となる可能性をあらためて指摘し、CRUグループは価格下落の余地はあまりないとの見方を示した。
LMEの銅相場は1.2%高の1トン=9583ドルで終了。他の非鉄金属も軒並み値上がりし、スズとニッケル、亜鉛はいずれも2%を超える上げとなった。
原題:Base Metals Bounce Alongside Equities as Risk Appetite Recovers、LME 3-Month Copper Closes Higher; Tin Rises(抜粋)
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Mark Burton