最年少グラミー賞歌手(22)、世間からの"しつこい質問"にお怒り...? 「もう放っておいて」「二度と話さない」
数々のヒット曲を生み出し、世界中の人々を虜にしてきたビリー・アイリッシュ(22歳)。先日、雑誌の表紙を飾った彼女は、「今後自身のセクシャリティや恋愛については二度と話さない」と強い意志を表明した。 【写真】賛否両論? ビリー・アイリッシュが背中一面に入れた「巨大なタトゥー」の写真 2020年の「第62回グラミー賞」にて、史上最年少18歳で主要4部門に加えて、合計5部門を受賞したビリー・アイリッシュ。音楽はもちろん、ファッションでも多くの人を魅了してきたビリーだが、次第にセクシャリティや恋愛についてもさまざまな憶測が飛び交った。 そして2024年11月号のアメリカ版『VOGUE』の表紙を飾った彼女は、インタビューの中で「自分のセクシュアリティや恋愛について誰にも知られたくなかった」と語り、今後そのことについて話すことはないと明かした。 「私のセクシャリティや恋愛について、誰にも知られたくなかった。今後誰も知ることがないよう願ってるし、もう二度と自分のセクシャリティについては話さない。交際相手についてもね」 また携帯電話からすべてのSNSを削除するなど、公私の線引きをしたと明かしており、そのおかげで人生の満足感を他人に頼ることがなくなったという。
自身も予想していなかったカミングアウト
ビリーが初めてカミングアウトしたのは2023年11月の『Variety』誌のインタビューで、そのなかで彼女は「肉体的に女性に惹かれる」と同時に、「女性たちの美しさや存在に怯えている」と語った。 その後ビリーは、同年12月2日に開催された『Variety』誌のイベント「ヒットメーカーズ・ブランチ」に出席。同メディアでのコメントについて「カミングアウトをするつもりだったの?」と尋ねられ、「(“カミングアウト”をしたつもりは)なかった。明確でしょって思っていたんだ。みんなが知らないとは思わなかった」と語った。 またカミングアウトの必要性に疑問を感じていることも明らかにし、報道をみて「カミングアウトをしたことになったんだ」と実感したという。しかしその翌日、ビリーは自身のInstagramを更新し、同メディアのインタビューはアウティング(他人の性のあり方を本人の同意なく第三者に暴露する行為)だったとつづった。 「『Variety』、賞をくれて、午前11時のレッドカーペットで他の大事な話をする代わりにアウティングをしてくれてありがとう。私は男の子も女の子も好き。だからもうほっといて。『What Was I Made For?』をストリーミングしてください」 2024年6月には、「世界中の人々の前で成長し変化するのは、とても奇妙なこと」と『Interview Magazine』誌でのラナ・デル・レイとの対談で明かし、私生活を知られすぎることへの不快感をほのめかした。 「一番クレイジーなのは、自分自身について発見したことが、突然みんなに知れ渡ること。そのことが私をどんな気持ちにさせるのか、考える時間さえないんだ」
Harper's BAZAAR JP