全国で4番目に確認 天然記念物のコノハナザクラ見ごろ 三重・いなべ市
八重咲の花びらと一つの花に複数のめしべがあるのが特徴=いなべ市(三重テレビ放送)
三重県いなべ市員弁町の民家で、全国でも珍しい桜コノハナザクラが見頃となっています。 コノハナザクラはヤマザクラの一種で、八重咲の花びらと一つの花に複数のめしべがあるのが特徴です。 この民家のコノハナザクラは全国で4番目に確認され、いなべ市の天然記念物にも指定されています。 今年は例年並みの、今月12日から花が咲き始めたという事ですが、このところの暖かさで開花が進み、15日には満開となりました。 そよ風が吹くたびに大きく広がった枝から桜吹雪が舞い、周囲に薄ピンクの絨毯(じゅうたん)を作っていました。 桜の所有者の水谷さんは「綺麗な花が咲いて多くの人が見に来てくれました。木の幹が空洞になっているので台風の被害に遭うのが心配です」と話していました。