中学生、地元食材無駄なく味わう 福島県小野町で「エシカル給食」出前講座と試食会
地元の食材を無駄なく使った「エシカル給食」の出前講座・試食会は25日、福島県小野町の小野中で開かれた。生徒たちが地球に優しい取り組みについて学び、資源の大切さをかみしめた。 食品ロスや省エネなど環境や社会に配慮した消費行動「エシカル消費」について、給食を通じて学んでもらおうと県が初めて企画した。 1年生約80人が参加し、講師に泉崎村出身の料理家・本田よう一さんを招いた。本田さんは「地産地消」「食品ロス」などをキーワードに地元産の野菜を無駄なく消費することで、輸送のエネルギー消費やゴミの量を減らせると紹介した。 本田さんが考えた給食も試食。小野町産のコメ、特産の黒にんにくをソースにしたチキンソテー、野菜の茎や皮も使ったエシカル野菜スープなどをみんなで味わった。参加した佐藤美音さんは「エシカル消費についてよく分かった。今後は地元産の食材を大切に、そして感謝して食べたい」と話した。