エメラルド・フェネル監督の映画版「嵐が丘」は2026年2月全米公開
「プロミシング・ヤング・ウーマン」「Saltburn」のエメラルド・フェネル監督がエミリー・ブロンテの名作「嵐が丘(Wuthering Heights)」を映画化する新作が、2026年2月13に全米公開されることがわかった。米ワーナー・ブラザースが発表した。 ブロンテ三姉妹の二女エミリーが1847年に発表した唯一の長編「嵐が丘」は、虐げられて育った孤児ヒースクリフの、主人の娘キャサリンに対する愛憎と復讐を描いたゴシック小説。これまで幾度となく映画、テレビ、舞台の題材となり、なかでも有名な1939年のウィリアム・ワイラー監督の映画版はヒースクリフを名優ローレンス・オリビエ、キャサリンをマール・オベロンが演じ、アカデミー賞8部門にノミネートされた(うち撮影賞を受賞)。 新作はマーゴット・ロビー(「バービー」)とジェイコブ・エロルディ(「プリシラ」)が主演し、フェネル監督が脚本を執筆。プロットは不明だが、ロビーがキャサリン・アーンショウ役、エロルディがヒースクリフ役を演じる。また、アリソン・オリバー(「Saltburn」)がヒースクリフに誘惑され結婚するイザベラ・リントン役、ホン・チャウ(「ザ・ホエール」「憐れみの3章」)がアーンショウ家の家政婦で本作の語り手となるネリー・ディーン役、シャザト・ラティフ(「きっと、それは愛じゃない」)がイザベラの兄でキャサリンと結婚するエドガー・リントン役を演じると見られている。 新作「Wuthering Heights(原題)」は、ロビーの製作会社ラッキーチャップが「プロミシング・ヤング・ウーマン」「Saltburn」に続きフェネル監督とともにプロデュースを手がける。