かつては父への“反抗”も、今は“金メダルで1番喜ぶ姿を父に” パリ五輪代表・櫻井つぐみ 密着で見えた「父への思い」
この春、大学を卒業した櫻井選手。卒業後も「助手」として大学に残り競技を続けていて、慣れ親しんだ後輩や、大学時代の成長を支えた柳川美麿(やながわ・よしまろ)監督らとともに、日々、練習に励んでいます。 ■育英大学 柳川美麿 監督 「高知県でやってきたことをベースとしながら、ちょっと枝分かれしたところで色んな技術を学んで、今がある。あとは体力面ですね。体力面に関しては、大学に来てからフィジカルトレーニングとかも含めて強くなりましたし、練習量も、たくさん人数がいるので、数多く実戦練習=スパーリングもこなして、精神的にも強くなっている。だから、『どこか1つ』というよりは、つぐみの場合は、技術的なもの、体力的なもの、精神的なもの、全て、少しずつ成長した結果が今になっていると思います」 後輩たちにとっても、“お手本”のような存在だそうで… ■後輩・藤本成海 選手 「レスリングを突き詰めて、できるまで居残り練習とかをやるところが、すごく勉強になります」 練習の後は、夕食。普段、朝と夜は大学の食堂で後輩たちと一緒に食べます。 (Q.つぐみ先輩はどんな先輩?) ■鹿糠鉄斗 選手 「どんな先輩…どんな先輩?」 ■櫻井つぐみ 選手 「優しくて…?」 ■鹿糠鉄斗 選手 「えぇ…?どんな先輩…」 ■本名一晟 選手 「いや~もう、強くて優しくてかわいいっす!」 ■鹿糠鉄斗 選手 「それが正解…?」 そこにやってきたのは…同じ高知出身の2歳下の後輩、清岡幸大郎選手の妹・もえさんです。 ■清岡もえ選手 「いただきます!」 幼少期から、高知レスリングクラブで一緒に汗を流してきました。もえさんにとって櫻井選手は、遠い群馬の地で、「頼り」になり“目標”でもある心強い存在です。 ■清岡もえ選手 「(櫻井つぐみ選手は)レスリングの練習を一緒にやるだけじゃなくて、いろんな面でお世話していただいているので、感謝の気持ちでいっぱいです」 ■櫻井つぐみ選手 「お世話をしないとダメで、Tシャツを貸さんといかん、お茶もあげんとかん…」