ベテラン級の貫禄話題のフジ上垣皓太朗アナ、囲み取材で見せた新人離れした対応力
台風中継への反響ではフジアナウンス室の取り組みを紹介
フジテレビの新人・上垣皓太朗アナは、キャラクタービジネスの専門番組『キャラビズジャーナル』（関東ローカル／10月6日午前5時10分スタート）で地上波レギュラー番組初MCを務める。入社半年での大抜てき。囲み取材ではそれが時期尚早ではないと感じさせる受け答えを見せていた。 【写真】フジテレビの新人・上垣皓太朗アナが生み出したキャラクター 上垣アナと言えば入社したての4月から落ち着いた雰囲気で「もうベテラン」「すごい貫禄」と視聴者を驚かせてきた。同局『めざましどようび』ではお天気キャスターを務め、台風中継のリポートでは落ち着いた声色と的確な地形の特徴など絡めた分かりやすい情報発信で「新人とは思えない」と称賛の声を浴びていた。 そんな大型新人が初MCを務めるのは2.6兆円規模の市場である日本のキャラクタービジネスに焦点を当てた番組だ。起用の理由は番組企画担当者曰く「まっさらな状態だから」。業界の管理職や社長、会長を直接取材していくことでいまを探り、上垣アナの知識や取材力が醸成されていく成長も楽しめるものとなっている。 囲み取材で報道陣はいきなり「新人離れ」を目撃することとなる。同番組のキャラクタービジネスに絡め、好きなキャラクターについて問われた上垣アナは新人らしく担当番組キャラクターの「めざましくん」と回答。続けてこう説明し、笑いを誘った。 「やっぱりめざましくんが好きですね！ 目覚まし時計なのに針がないっていう。これ意外だと思うんですけど、結構チャーミングだと思いますね」 他にも「オリジナルキャラクターを作るとしたら」の質問には、待ってましたと言わんばかりに自作キャラクター「等高線おばけ」を紹介した。「等高線が漢字でおばけがひらがなです。地形図が好きなので、等高線のマークとこれが地図記号の針葉樹林で、これは広葉樹林ですね」と自らの特技を使いトークを展開。 たった10分で完成したというが、ただのキャラクター紹介で終わらない。「これもライセンス的に言うと、地図記号には著作権がないという所を踏まえてのキャラですね」と番組内容を上手くアウトプットしていた。 安定感のある受け答えが続いていたが、「上垣アナ自身の抜けている可愛い部分」について聞かれると一転し「ちょっと待ってください」と赤面しながら思わず顔を押さえてしまう。 「私結構いろいろやらかしていまして……。日々ギリギリのところで生活しているんです。この前先輩アナウンサーに『先輩のご意見に賛成です』とメッセージを送ろうと思ったのですが、ひと言多いところがあって。『先輩のご意見に“概ね”賛成です』って送ってしまったんです」 「言葉の保険をかける癖があって……」と笑わせ和やかな雰囲気を作っていた。 どんな質問が飛んでくるのか分からない現場でも丁寧な言葉選びが光っていた。8月半ばの台風中継の話題が上がると視聴者からの反響について「総じてありがたい」「成長できる機会」と明かし、フジアナウンス室の取り組みについて明かした。 「防災報道など伝え方に関してはアナウンス室内でも勉強会を重ねておりまして、私もあくまでその中の一人ということなんですね。これまでは各々が自分で勉強や成長することだと思われていたことが、いまは集団としてやっていこうとアナウンス室が打ち出しています。それは決して私ひとりに還元されるものではないです。そういう輪のなかに1年目から入れていただいていること、先輩の技を盗みながら日々の放送で実践できていることは、本当にありがたいです。 キャラビズのなかでもそこを生かしていきたい。自分がキャラビズという番組をやって気づいたことはアナウンス室に還元したいです。歴戦の強者みたいな先輩もたくさんいるので、特にインタビューで自分が壁にぶつかる度、質問できたらいいなと。集団としてもいい方向に行けたらいいなと思っております」 フジテレビからの期待も感じる入社半年での地上波レギュラー番組MC就任。「新人離れ」した上垣アナの初MC番組『キャラビズジャーナル』は10月6日から放送される。
ENCOUNT編集部
