川釣りの男性がクマに襲われ大けが 岐阜県が注意呼びかけ
岐阜県は25日、同県揖斐川町の川で釣りをしていた大垣市の70代の男性がツキノワグマに襲われ、頭などに重傷を負ったと発表した。県が注意を呼びかけている。 県などによると、25日午後5時半ごろ、同町春日(かすが)美束(みつか)で、「男性が川の中州でクマに襲われている」と通りかかった人から通報があり、男性は救急車で大垣市の病院に搬送された。男性は頭や顔にひっかかれた痕があり重傷という。 県によると、男性は1人で釣りをしていた。クマの大きさについて、男性は「大型犬くらい」、通りかかった人は「人くらい」と話しているという。 県内では11日にも、下呂市小坂町湯屋で80代の女性がクマに襲われ、顔などに大けがを負った。 県によると、県内では今年度、クマの目撃情報が179件あり、人身被害はこの2件という。(高田誠)
朝日新聞社