8年ぶり復活のフジテレビ『すぽると!』番組MCに「千鳥」の仰天起用に制作現場がシラケムードの理由
かつては元ジャニーズの国分太一を起用して“大失敗”
『すぽると!』にとって、スポーツ選手ではないタレントのMC起用には大きなトラウマがある。フジテレビはW杯バレーなどをイベント化するにあたって旧ジャニーズ事務所と蜜月関係を続けてきた縁もあり、’09年から約6年間、元ジャニーズでTOKIOの国分太一を「数字(視聴率)を持っている」と「土曜すぽると!編集長」として番組MCに抜擢。しかし、これは完全に裏目に出た。 「スポーツの現場に来ても全く不勉強で、取材対象からのブーイングも多かった」(夕刊紙記者)。番組内でも解説者らとの不可解なやり取りが目立ち「彼とは一緒に仕事をしたくないとはっきり口にする関係者も多かった」(別のフジテレビ局員) ’14年に国分が降板すると『すぽると!』はその2年後に「視聴率の反転も望めない」ということで番組自体が打ち切られた。そんな事情を知っている他局の関係者は口をそろえて、こう明かす。 「まさか、千鳥がフジのスポーツ番組にキャスティングされるとは驚きました。起用されるMCの方が仮にスポーツに興味があったとしても、現場に来るにあたって勉強してきていないことがわかったら、選手や関係者はもちろん、一緒に番組を作る解説者たちも毛嫌いするケースは多いんです」(民放局ディレクター) 復活する『すぽると!』では、慶大水泳部主将のキャリアがあるフジテレビ・榎並大二郎アナウンサー(38)が起用され、解説陣も元プロ野球選手の内川聖一、メジャーリーグ経験のある岩隈久志、サッカーでは海外でのプレー経験も豊富な小野伸二、今季限りで引退し、プロスケーターへ転身する本田真凛と豪華な元トップアスリートが名を連ねた。「MC千鳥」に託したフジテレビの“復活ストーリー”結末は、どう出るか……。
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