【全米オープン】松山英樹は66の好スコア 予選カットライン上の7打差50位から出て上位浮上
<米男子ゴルフツアー:全米オープン>◇第2日◇14日◇米ノースカロライナ州パインハースト・リゾート(7548ヤード、パー70) 2オーバーで首位と7打差50位と予選通過ライン上から出た松山英樹(32=LEXUS)が怒濤(どとう)の巻き返しで上位争いに顔を出した。 後半の3番パー4から快進撃が始まった。残り135ヤードの第2打を約2メートルにつけてバーディーを奪う。4番パー4では、残り201ヤードの第2打を約5メートルにつけて、バーディーパットをねじ込む。5番パー5は第1打を左に曲げるも、抜群のリカバリーで第3打を約1メートルにピタリとつけて、3連続バーディーとした。その後はパーセーブを続けて、通算2アンダー138でホールアウト。その時点で首位と4打差の7位に浮上した。 前半は決して良い流れではなかった。スタートの10番パー5でいきなりピンチを迎えた。第1打を右に曲げ、第2打は左のバンカーへ。第3打もグリーンを外す。それでも、第4打をピン奥3メートルにつけると、パーパットをねじ込んだ。 ピンチの後にチャンスは来た。続く11番パー4。残り179ヤードの第2打をピンそば1・5メートルにつけて、この日初のバーディーを奪った。だが、16番パー4でも再び危機に見舞われた。第1打を右に曲げてラフのワイヤーグラスに打ち込んでしまう。第2打はグリーン前のバンカーへ。ここでも第3打のバンカーショットをピンそば2メートルに寄せてパーセーブした。17、18番もパーで、耐えながらスコアを1つ伸ばし、通算1オーバーで後半に折り返していた。